先日、メルマガの読者に、ちょっと面白いワークを出しました。
今年いちばん最初に書いた記事のタイトルを見て、「もし他人が書いたタイトルだったら読みたいかどうか?」を○か×で答えてください。理由も一行だけ添えてください。
返ってきた読者さんの自己評価が、僕の想定よりずっと厳しかったんです。
ある読者さんは、自分がつけたタイトルに×をつけて、こう書いてきました。
「小難しそう」
「なんなの?って感じました」
「カッコつけていて、恥ずかしいです」
半年前の自分の記事に、ここまで書ける人はなかなかいません。
書いた直後は、なぜ自分の記事が読めないのか?
記事を書いたら「公開前に見直しましょう」とよく言われます。これは間違いじゃありません。ただ、書いた直後の見直しって、ほとんど意味がないことが多いんです。
書いた直後の書き手は、文章を読んでいません。書いたときの記憶を読んでいます。
なぜこのテーマにしたのか
どんな出来事があったのか
何を伝えたかったのか
書いた本人には、その背景がすべて見えている。だから説明が多少足りなくても意味が通じるし、抽象的なタイトルでも中身を思い出せます。
でも読者には、あなたがどんな背景でその記事を書いたのか、その意図がわかりません。あるのはタイトルと、最初の数行だけ。
一人メディアをやっていると、この差がそのまま数字に出ます。読まれない記事の多くは、中身が悪いわけじゃなく、中身にたどりつく前に、入り口で止まってしまっているんです。
僕も、人の原稿なら一読でどこが引っかかるかわかります。でも自分の原稿だけは、いまだに一晩置かないと判定できません(汗)
記憶を持っていない読み手が、すぐそこにいる
自分ではすぐには読者視点を持つことができない。ここでAIが使えるんです。
AIは、あなたがその記事にかけた時間も、書いた日の出来事も知りません。タイトルだけを見て判断してくれる相手が、いつでもそばにいる。ひとりで書いている人にとって、これはけっこう大きなこと。
ただ、ふつうに聞くと褒めてきます。「このタイトルどう思う?」と渡せば、たいてい「興味を引く良いタイトルですね」と返ってくる。あれで安心してしまうのが、いちばんもったいない使い方です。
では、どうAIを使えばいいのか
渡し方に、3つだけ順番があります。
①本文を渡さず、タイトルだけを見せる
中身を一緒に渡すと、AIは中身を知ったうえで判定します。読者が最初に見るのはタイトルだけ。だから渡すのもタイトルだけにします。
②改善案の前に、○×と理由だけをもらう
「もっと良いタイトルを考えて」と頼まない。先に判定だけを取ります。「他人が書いたタイトルとして、読みたいかどうか? ○か×か。理由を一行で」。改善案から入ると、直すことが目的に変わって、自分の弱点が見えないまま終わるんです。
③×の理由を、自分のクセとして一行にする
返ってきた理由を、そのタイトル1本の問題で終わらせない。さっきの読者さんの場合は、「抽象的な言葉から書き始めると、小難しく見える」という一行になりました。
一行になると、次にタイトルをつける手前で気づけます。実際、そこから直したのがこれです。
◆Before:【継続の落とし穴】発信を続けることで得た学びが、日常でも再現されていると気づいた話
◆After:毎日書くことを目標にしたら、何のために書くのかを見失った
Afterのほうが、あんまり頭を使っていないように見えるかもしれません(笑)。でも、読者が場面を思い浮かべられるのはAfterです。
恥ずかしいと思えた時点で、目は育っている
過去の記事を読み返して恥ずかしくなるのは、腕が落ちたからじゃなく、以前は気づけなかった読みにくさに、今は気づけるようになったということ。
必要なのは、過去記事を全部書き直すことではなく、自分のクセを知って、次に活かすことです。
一人メディアを続けていると、過去記事は増える一方です。あれは失敗の記録じゃなく、あなただけがもっている教材なんです。
いちばん最初に書いたSubstack記事のタイトル。今、そのタイトルを見て、あなたは中身を読んでみたいと思いますか?
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ぜひ、Substack一緒に頑張っていきましょう。
P.S.
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